Q. 瞑想で目を閉じている時、眼球の動きを落ち着かせるにはどうしたらいいですか?
A. 吉川めいの回答
目線を落ち着かせるためにできることは、目を開いている状態で"坐らせる"練習をすること。ヨガでは「トラタカ」と言います。伝統的には、ろうそくの炎を使ったり、高野山のお寺では阿字観瞑想といって梵字を眺める練習があります。
例えば、紙にマーカーで黒い点を書くのでも、手持ちのアイテムのスポットを決めるのでも、対象物はなんでもOK。まずは3分間からでもいいので、目を開いている状態で(まばたきしつつも)同じ一点をずっと眺める練習をしてみましょう。力を抜かないと継続は難しいです。
私は、よくヨガマットの上に坐る時はマットの端の一点を定め、ずっとそこを眺めていました。瞑想を目を開いて伏せた状態(半眼)で行い、開いた状態で目線を定めるのでも良いでしょう。次第に、目を閉じても比較的目線が落ち着いてくるでしょう。
目を閉じている際は、目線を置く場所の対象物がはっきりしずらいですが、感覚的に眉と眉の間または半眼の時のように目線を伏せた状態で置くのが落ち着きやすいスポットです。