🧘♀️吉川めいのMindfulness Tips
マインドフルネスの大切な要素として、「見極め」の重要性についてはこれまでも何度かお話ししてきました。今回は「何をどう見極めるのか?」について役立つヒントをお伝えします。
アメリカ人の著者であるバイロン・ケイティさんが話した“3つの事柄”についてです。彼女は、この世界には3つの領域の事柄しか存在しないと言いました。
1つ目は「自分の事柄」。
これは自分で変えることができることです。例えば、自分で選ぶ態度やレスポンス、自分の考え方や行動などです。
2つ目は「相手の事柄」。
相手の言動、行動、態度などは自分が変えられるものではありません。それをクリアに見極め、自分の事柄として認識しないことがポイントになってきます。
3つ目は「天の事柄」。
これは人間の手に及ばない事柄を指します。例えば、天災や天気。コロナが世界中に広まったこともそうです。このような事柄は自分でどうにかできるものではありませんし、同じように誰かにどうにかしてもらえることでもありません。
彼女はこの世で起こる事柄を上記の通りシンプルに3つの区分に分けて見極めることをおすすめしています。
悩み事や引っかかりポイントが出てきた際、これは相手の事柄なのか、 天の事柄なのか、それとも自分自身でどうにかできることなのか、これをしっかりと見極めていくこと。
そうすることであなたは、自分がどうにかできることにフォーカスすることが出来るようになります。そして自分の手に負えないことについて手放すことがより明確になるのではないでしょうか?
🧘♀️今週のMindfulness Exercise
悩み事や何か引っかかる出来事が起きた時、①自分の事柄、②相手の事柄、③天の事柄、これら3つのどれに当てはまるのかを見極めてみましょう。見極める力をつけることで、今、あなた自身が何に注力するべきかが自ずと分かるようになってくるはずです。