🧘♀️吉川めいのMindfulness Tips
目の前のことをやり遂げることで精一杯になってしまい、いつの間にか戦闘モードで過ごしていることは誰にでもあると思います。しかし、これは心にとって大きなストレスとなり、それに伴い免疫システムにも負担をかけてしまいます。
戦闘モードに慣れてしまっていると、それが日常化し、気づかないままその状態を続けてしまうこともよくあります。しかし、長期間にわたり心身に負担がかかっていると、いずれその代償が必ずやってくるものです。
「抜け出したいけどなかなかできない」と感じている人も少なくないでしょう。戦闘モードが当たり前になってしまった人の心や神経システムは、戦闘状態でないと落ち着かないような、慣れ親しんだパターンや癖が働いてしまいます。長年繰り返されることでその癖が強まり、戦闘状態でないと「生きている実感が持てない」と感じるほどになることもあります。
ホリスティック心理学者のラペーラ博士(Dr. Nicole LaPera)は、このような戦闘モードを抜け出すためには、ある種の禁断症状を乗り越える必要があると話します。「リラックスしていいよ」と言われても、心のどこかで「これじゃダメだ、もっと心配しなきゃ!もっと頑張らなきゃ!」という思考が繰り返し出てくる。その際、そうした“中毒性のある思考”が現れることを認識しつつも、それでもパターンを変えることを選択することが大切だと言います。
慣れ親しんだパターンを変えるためには、その禁断症状に対処しなければなりません。しかし、それを乗り越えることで、自分と自分の思考パターンとの関係が変わり、それに伴って自分を取り巻く環境や人間関係も変わってくるのです。
🧘♀️今週のMindfulness Exercise
「戦闘モード」になっている自分に「リラックスしていいよ」と声をかけた際に、あなたにとってどんな不安や恐れの声が出てきますか?また、その声に対処するにはどのようにすればいいかを考え、次回「戦闘モード」になった際にはその対処を試す勇気を持ってみましょう。